私が気分のどん底にいる時にしていること
ほぼ一日一食で生きています。そらそら(@sorasorautsu)です。
お越しいただきありがとうございます。
今回は「私が気分のどん底にいる時にしていること」というタイトルでお話しします。
ネガティブ一直線の思考
うつ病患者になって苦しいことは山のようにある。
その中でも私を最も苦しめているのは、異常なまでの気分の落ち込みである。
何を考えてもネガティブな方向にしか考えられない。
誰の言葉を聞いても悪い方向にしか解釈できない。
周りにいる人が、皆超人であるかのように見え、自分の小ささに怯える。
将来なんて真っ黒にしか見えない状況となる。
この気分の落ち込みにはまると、底なし沼にはまったように、もがけばもがくほど底へ落ちていく。
それも何日、何週間、時には月単位で、である。
私も何回もこの底なし沼にはまったことがある。
気分を変えよう。
悪い気分を忘れようとはするものの、中々難しいものである。
一流になった気になる
そんな中、画期的……とまではいかないが(←自信がない)、発想の転換で、底なし沼から何度か抜け出せた方法がある。それは、沼から出ようともがくのではなく、沼にはまっていることを自覚することから始めることだった。
話が少し脱線するが……
皆さんは「プロフェッショナル 仕事の流儀」というNHKの番組をご存じだろうか。
様々な職業でその道のプロフェッショナルと呼ばれる方たちを対象にしたドキュメント番組である。私はこの番組が好きで良く見ていた。番組では、その道を極めたプロフェッショナルが大切にしている仕事の流儀や、プロフェッショナルになるまでの努力や葛藤を描いている。
いくつもの作品を見ていると気付くのだが……。
その道のプロフェッショナルと呼ばれるに至った人には、ある共通点がる。
それは、大きな挫折や葛藤である。仕事で大失敗を犯した経験。周りの人から馬鹿にされ、信用していた人から見放された経験。努力が報われず、ライバルに次々追い抜かれていく経験……挙げればきりがないほど、大きな挫折や葛藤を経験してきた方たちである。
でもある日、その挫折や葛藤から得るものを見つけ、再び歩み始める……そしてその道の「プロ」と呼ばれるまでになるのだ。
経験する種類は違うが、誰の人生にも挫折や葛藤は付き物である。しかし皆が皆、そこから這い上がってその道のプロフェッショナルになれるわけではないのも事実である。
だが、(そんなの綺麗ごとだと笑われるかもしれないが)一つ言えるのは……
誰もが皆、自分の人生においてプロフェッショナルになれるのではないか。
自分の人生を、人生で経験してきた挫折を、葛藤を、一番よく知っているのは自分以外いない。
私が経験してきたうつ病の苦痛や苦難は私が一番よく知っている。
これまでの人生の挫折や葛藤も…
…どうしよもなくもがいたあの日の感情も…
…自分が一番よく知っている。
皆さんもそうだと思う。同じような病で苦しんだとしても、その状況は様々である。
つまり、その人生においてのプロフェショナルは自分自身しかいない。
なぜなら全く同じ人生を歩んでいる人などいないのだから。
そして、その人生はまだ終わってはいない。続いている。これは事実である。
少し熱くなって語ってしまったが……話をもとに戻す。
私は、抜けられないような気分の底なし沼にはまってしまったとき、スガシカオの「progress」という曲を頭に流す。これは先ほど話した「プロフェッショナル 仕事の流儀」のテーマソングである。この曲は決まって、番組に出演するその道のプロが挫折や葛藤から這い上がった時に流れるのだ。
つまり、私が経験しているこの苦痛や葛藤も長い人生で振り返った時には、「必要な経験かもしれない」、と考えるのだ。
高く飛ぶには一度しゃがみ込まなければならない。
倒れて初めて地面すれすれの景色を見ることができ、そこからしか見えない景色がある。
これらと同じように、今の経験がいつかきっと報わる日が来ると…
…人生はまだ続いていると、この曲を聴くとそのことを思い出させてくれる。
もし、気分の底なし沼にはまってしまい、もがき苦しむことがあるなら、試してほしい。
出ようとするのではなく、今はこういう時期なのだと、今は苦しい時期なのだと、認めてみる。
認めてしまうと、もがくよりかは冷静になれる。
すると意外な抜け道を見つけられるかもしれない。
人生はまだ続いている。
これで終わりではないと思うと、少しは希望も見えてくるかもしれない。
最後にスガシカオの「progress」のリンク先を載せておきます↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。