うつかんの本棚

うつ病になったアラサー看護師→現在「専業うつ」。病気・読書から得た情報を発信します。

自己評価は他者なしで初めて正しく存在する

 

そらそら(@sorasorautsu)です!
 お越しいただきありがとうございます。

 

「自己評価は他者なしで初めて正しく存在する」というテーマで考えたことを書きます。

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気持ち・気分・意欲の上がり下がり


気持ち・気分・意欲とは不思議なものです。

人の内面に存在するため、目には見えません。

それゆえ、見ただけでは他者には分かりません。

 しかし、確かに私たちの日常生活は、この気持ち・気分・意欲の上がり下がりに影響を受けています。

 

他者の中に自己を見出す

 さらにうつ病患者に対しては特に言えることですが、この内面の変化は突然やってくることが多いです。

 他者の些細な言動、時間の経過、価値観の変化……様々な要因により、内面に変化が生じます。

 

例えば……
 自分の言動に対しての相手の些細な反応(目をそらす、表情の変化等)から、自己の内面へある力が働き、変化が生じます。

 

 つまり、私たちは時に、他者の変化を自己の変化へとつなげてしまう傾向があるのではないでしょうか。

 そして、自分の気持ち・気分・意欲をコントロールすることが困難なうつ病患者は、他者の中に自己を見出そうとしている傾向があるのではないでしょうか。

 

 私自身がその例に当てはまります。
 他者の評価を自己の評価に置き換える傾向があるのです。
 これはうつ病患者以外のある一定層の方にもみられる傾向であると思います。

 一見、人は他者と関わることにより、自己の評価が上下すると考えることがあります。
 しかし、間違えてはいけないのは、自己評価は決して他者の評価から生まれるものではなく、他者から切り離した自己の存在こそが、正しい評価へつながるということです。

 

架空の自己評価に惑わされない

 人は確かに一人では生きていけません。

 

 しかし、自己評価は他者なしで初めて正しく存在すると私は考えます。

 

 現在抱えている気持ち・気分・意欲は、感じた時点では確かに存在するものです。

 

 しかし、それがどこから発生したものなのか、それが本当に正しい気持ち・気分・意欲なのか、よく考える必要があります。

 もしかしたら他者評価が自己評価へとすり替わり、その気持ち・気分・意欲は、架空のものであるのかもしれません。

 

 架空のものに悩み・苦しんでも解決の糸口は見つかりません。

なぜならそれは正しい評価ではないからです。

 

 これらのことから、気持ち・気分・意欲に変化が生じたとき、今一度、他者から自己を切り離し、自己評価をすることが大切であると考えます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。