自己評価は他者なしで初めて正しく存在する
そらそら(@sorasorautsu)です!
お越しいただきありがとうございます。
「自己評価は他者なしで初めて正しく存在する」というテーマで考えたことを書きます。
気持ち・気分・意欲の上がり下がり
気持ち・気分・意欲とは不思議なものです。
人の内面に存在するため、目には見えません。
それゆえ、見ただけでは他者には分かりません。
しかし、確かに私たちの日常生活は、この気持ち・気分・意欲の上がり下がりに影響を受けています。
他者の中に自己を見出す
さらにうつ病患者に対しては特に言えることですが、この内面の変化は突然やってくることが多いです。
他者の些細な言動、時間の経過、価値観の変化……様々な要因により、内面に変化が生じます。
例えば……
自分の言動に対しての相手の些細な反応(目をそらす、表情の変化等)から、自己の内面へある力が働き、変化が生じます。
つまり、私たちは時に、他者の変化を自己の変化へとつなげてしまう傾向があるのではないでしょうか。
そして、自分の気持ち・気分・意欲をコントロールすることが困難なうつ病患者は、他者の中に自己を見出そうとしている傾向があるのではないでしょうか。
私自身がその例に当てはまります。
他者の評価を自己の評価に置き換える傾向があるのです。
これはうつ病患者以外のある一定層の方にもみられる傾向であると思います。
一見、人は他者と関わることにより、自己の評価が上下すると考えることがあります。
しかし、間違えてはいけないのは、自己評価は決して他者の評価から生まれるものではなく、他者から切り離した自己の存在こそが、正しい評価へつながるということです。
架空の自己評価に惑わされない
人は確かに一人では生きていけません。
しかし、自己評価は他者なしで初めて正しく存在すると私は考えます。
現在抱えている気持ち・気分・意欲は、感じた時点では確かに存在するものです。
しかし、それがどこから発生したものなのか、それが本当に正しい気持ち・気分・意欲なのか、よく考える必要があります。
もしかしたら他者評価が自己評価へとすり替わり、その気持ち・気分・意欲は、架空のものであるのかもしれません。
架空のものに悩み・苦しんでも解決の糸口は見つかりません。
なぜならそれは正しい評価ではないからです。
これらのことから、気持ち・気分・意欲に変化が生じたとき、今一度、他者から自己を切り離し、自己評価をすることが大切であると考えます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
うつ病は自分を見つめる病
そらそら(@sorasorautsu)です!
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「うつ病は自分を見つめる病」というテーマで考えたことを書きます。
うつ病による自己の破壊
うつ病は、良くも悪くも今までの自分を壊していきます。
・思うように気持ちが、身体が動かない。
・相手のことまで考えられない。
・人の目は依然として気になるけど、前のように行動できない。
思うように自己を表現できないというのは、想像以上に自分自身を苦しめます。
うつ病は、そんな自分をまた責めて、追い詰め、焦りばかりが先行し……
気付けば、元気だった前の自分に戻ろうとします。
しかし、「元に戻る」、果たしてそれは良いことなのでしょうか。
それは「完治・寛解」といえるのでしょうか。
うつ病は違う生き方を提案してくれる
うつ病になって、自分と向き合って考えたこと、それは……
「自分らしく暮らしていくことがどれだけ困難か」
ということでした。
自分の奥底に隠している、素直な気持ちや感性を、今の暮らしに行動として表現すること。その困難さから逃げるために、楽な「元の自分」に戻ろうとしているのではないでしょうか。
私は、うつ病になって様々なことから文字通り逃げてきました。
情けない、弱い自分を嫌というほど見てきました。
だからこそ、ここだけは逃げたくない。
「自分らしく生きる」ということ。
ここで逃げては、きっとまたここに戻ってくることになる。
弱くたっていい、情けなくたっていい、まずはそんな自分がいることを認め、受け入れることからこの病気の治療は始まるのかもしれません。
そんな自分を、まずはここで表現することから始めたい。自分を見つめなおし、自分を知る、そのきっかけになればよいと思っています。
長々と読んでいただきありがとうございました。
うつかんの本棚
ようこそ「うつかんの本棚」へ!!
初めまして。そらそら(@sorasorautsu)と申します。
初投稿ということで、簡単な自己紹介&ブログでやっていきたいことを書きます。
自己紹介
そらそらは、アラサー看護師です。
しかし、「うつ病」と診断されて、現在無職に。
看護するために看護師になったのに、看護される側になるとは。
でも意外と同じような方はたくさんいるのかも。
病気になって初めて健康のありがたさに気付くものです。
現在は、妻と娘の3人暮らしで、休養しながら「専業うつ」しています。
療養中に読書の魅力に引き込まれました。
作家さんでいうと米澤穂信先生、辻村深月先生、乙一先生、etcを好んで読みます。
生い立ちを含めた、私がうつ病と診断されるまでの経緯はこちら↓
内容について
このブログでは、一患者としてのうつ病闘病生活&本を読むことにより気づいたこと、感じたこと、考えたことをご紹介していきます。
同じような病気で苦しむ人にとって何かしら為になるような……等の大層なことは考えていません。うつ病はひとくくりに「これがいい!」とは言えない、そんな複雑さを兼ねそろえた病です。なので、「こんなうつ病患者もいるんだ。」「こんな考え方もあるんだ。」と、気楽に読んでいただければ幸いです。
→「鬱」+「看護師」+「読書」ということで……「うつかんの本棚」やっていきたいと思います。
皆様、よろしくお願いいたします。